私の人格および人生のベースは、昔話や童話です。大学生の時に、東君平さんのことを知って衝撃を受け、以来、「この人の背中を追いかけるのが自分の人生だ！」と思って生きてきました。

かといって、くんぺいさんのように切り絵に挑戦したわけではありません。物語こそ書いてきましたが、私がくんぺいさんに惹かれているのは、あくまでも精神的な部分です。

それは、（くんぺいさんがこう考えていたかは分かりませんが）純粋なものを守ろうとする、純粋な魂や感性をそれがそのままでい続けられるように支えてあげる……そんな精神です。そしてそれが、私の人生の柱です。

童話とPONOに関して、もしかしたら私以外の人には、共通点が見出しにくいかも知れません。

しかし私の中では、明確な共通点があります。

童話も、PONOも、

・人の持っている純粋な部分を守りたい
・自分の人生で感じ取ったこの世の真理のようなものを人の心の奥底に届けたい
・不特定多数の方々と心の奥底でコミュニケーションを取りたい

と思いながら取り組んできました。

PONOはとてもシンプルなゲームですが、私の哲学や美学がギュッ！と詰め込められています。

それは、ある程度は言葉にできますが、大部分は言葉にできません。

“心の奥底”で感じ取ってもらえたら嬉しいです。